危険な腰痛

『内臓から来ているんですか!?

不安を抱えた患者さんからはそんな声を聞く事があります。

確かに、腰痛の中には内臓からの関連痛として腰に痛みを
感じるものもあります。

いくつかチェック項目を挙げますので、不安な方はご覧下さいね。

もちろん、当院へご来院の上、必要な場合には専門医を紹介しておりますので
ご安心下さい。

【腰痛の原因】
2012年に日本整形外科学会・日本腰痛学会から発表された
『腰痛診療ガイドライン』(南江堂)によると、

腰痛を訴える人のうち、85%には明確な原因を認めません
(レントゲンなどの検査をしても、“以上ありません”と言われるもの)。

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など明確な脊椎の病変などの
以上を認める腰痛は全体の15%程との報告です。

さらに、その中でも内臓由来の腰痛はごく稀(1%程度との統計も)では
ありますが、緊急を要するものに関しては以下の通りです。



解離性大動脈瘤

70歳以上の高齢者に多い、とても恐ろしい病気です。

動脈は内膜・中膜・外膜の3層構造になっています。
この中膜に血液が入り込んでメリメリと中膜を引き剥がすのが
解離盛大動脈瘤。

進行すると破裂による大量出血性ショックに陥ったり、
血栓による脳梗塞などの病気の原因となる。

【原因】

 ・動脈硬化

 ・加齢

 ・遺伝的な血管のもろさ

【症状】

 ・前触れはなく突然起こる

 ・解離が始まると症状は激烈

 ・気絶するほどの痛みが胸から始まり、背中~腰へ移動する



多発性骨髄腫


【発生しやすい年齢】

 70歳代(血液の癌の一種)

【症状】

 ・骨の痛み(腰椎・胸椎・肋骨など)

 ・感染症

 ・貧血

 ・腎障害(乏尿)

・神経症状

 

 


 

悪性腫瘍骨転移

・癌が骨に転移することで痛みを出すもの

・あらゆる骨・癌で起こるが脊椎(特に腰椎)で起こりやすい

【骨転移を起こす癌TOP3】

①肺がん

②乳がん

③前立腺がん

【症状】

 癌細胞により骨が溶かされるため、痛みは激烈

 体位を変えても痛みが続く



脊柱圧迫骨折

【原因】

 ・転倒(しりもちをつく、など)などの外傷がある
 ・骨粗鬆症がある

【症状】

 ・強い腰の痛み
 ・足のしびれ
 ・まれに直腸膀胱障害

 

感染性脊椎炎


【発生しやすい年齢】

 特になし

 免疫力が低下すれば誰でも発症し得る

【症状】

 発熱

 背中~腰の痛み(動かすと悪化する)

 


 

尿路結石


【発生しやすい年齢】

 30歳代

【症状】

 ・突然の激烈な腹痛

 ・背中や腰の痛みを伴う事がある

 ・冷や汗をかくような痛み

【ポイント】
 
 腰と背中の間を叩くと響いて強い痛みが出る(叩打痛)

 


 

その他の内臓疾患と腰痛との鑑別

・消化器疾患

 膵炎(食事や飲酒後に痛む。みぞおち~右下背部が痛む)
 
 十二指腸潰瘍(特に空腹時に痛む)

・泌尿器疾患

 腎盂腎炎(発熱を伴う)

 尿路結石

・婦人科疾患

 卵巣茎捻転

 子宮内膜症(下腹部全体~腰が痛む)

・内臓疾患による腰痛の特徴


 内臓疾患による腰痛通常の腰痛
安静にすると痛む(姿勢によって変化しない)楽(楽な姿勢がある)
症状は徐々にひどくなる徐々に楽になる
食事の関連空腹時や食後に痛む。食事中は楽。食事の影響はない。
その他排尿時痛、血尿、生理に伴い増悪 

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2) スマートな対応
3) 丁寧な説明
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